淳太くん。 (ページ37)

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「っていう、もう幸せなひと時でした」

「Aが好きなんまさか中間さんやとは思ってなかったわ」

「んふふ、淳太くんてもうすごいかっこいいんだよ？昨日がさ、」

「朝から惚気とかうぜーー」

「神ちゃんも気の毒に、こいつに聞かされるなんて可哀想やわほんま」

「黙れ重岡！私がどれだけこの日を待ち望んだか」

「しーらねー」

「ちゃんと聞け！ばか！」

それでもにやけてしまう、

「あ"あ"～淳太くんに会いたい」

「いや数分前に会うてたやん」

「それでももう会いたい、もうずっとくっついてたい」

「きっしょくわるっ！」

「ほんとなんなのあんた！入ってこないでくれる！？」

「いやでも聞こえんねん声でかいせいで！」

「もー、お前ら両方うるさいわ！」

なんて神ちゃんに怒られたって

にやけてしまう、

「淳太くーーん！ただいまっ！！」

「なんで自分の家に帰らんねやお前は」

「えーいいじゃん、減るもんじゃないし」

「そういう問題とちゃうやろ」

「もー！いいじゃんか！それぐらい！」

自分ちから持ってきたマグカップに

紅茶を注ぐ

「コーヒー飲めへんの？」

またばかにしたような言い方、

それでも許しちゃうんだ

「気分だし！あほ！」

「おま、あほてなんやねん！なぁ！」

「ふん、ばかにしたほうが悪いんじゃん」

「ほんま子供や」

淳太くんの襟足をぐっと引っ張って

軽くキスする

「ふん、子供はこんなことできないもんねっ、ふんっ！」

「っ、おまっ、ほんま調子乗るな！」

「いーやーだー」

だって好きなんだもん、

END