先輩は幼なじみ。

〆 3 ページ3

新川「毎朝、すごいな〜。」






「ほんまやで。疲れるわ。」








新川「そんなん言うても、(人1)も好きなんやろ？」








「うっせ。」









望は学校1のモテ男で、学校の女子生徒の9割は望の事が好きやと思う。






その中に私も含まれてて。









でも、私の親友、新川 実夢は望に好意を持たない。







まあ、カッコいいとは言ってるけど、その程度。









教室に着いて、一時限目の準備をしていると教室が一気に黄色い歓声に包まれる。









「うるさっ !! 」









教室のドアの前には女子の大群。






どうせ、望か流くんやろう。









小瀧「(人1)ーっ !! 」









私の名前を叫ぶでかいやつ。









近くまで行って要件を聞く。









「なに？」



小瀧「弁当、忘れた。」



「なにしてんねん、あほ。」









うわー、可愛くないなー、自分。









小瀧「お金貸してー。」




「隣に流くんおるやん。」




小瀧「此奴、半分寝とるし、金持ってへん。」





「ええ〜、流くん絶対持ってますよね？」





藤井「持ってへんよ〜。」









ふわって笑う流くんに完敗。









「も〜、はい。」




小瀧「あーと !! 帰りに返す !! 」





「はいはい。」





藤井「(人1)、ばいばい〜。」





「ばいばいっ !! 」





小瀧「またな〜 !! 」





「はよ行け !! 」





小瀧「扱いちゃうやんけ〜 !! 」









笑いながら去ったイケメンtwin。







流くんは望の次にモテるという。







が、私は流くんの方がカッコいいと思う。






こんなお金だって女の子に貸りひんし。←









流くんは望の親友で結構前から知ってるから仲良いけど、先輩と後輩という立場で中々敬語が抜けない。

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