恋愛マスターはパパ。

#33 ページ33

あの日以来、電話はしてなくて。






っていうより、電話出てへん。









なんか怖くて。






そのままズルズル引きずって今日は望が帰ってくる日。









紗凪「ママ、元気ない？」









不安そうな目で見てくる紗凪。









「そんなことないで？」






紗凪「パパに元気付けてもらお。」









ニコニコしながら言う紗凪。









「せやね。」









モヤモヤした気持ちのまま料理を始めた。









紗凪とふたりで食べ終え、お風呂に入った。







あとは、寝るだけ。









紗凪「パパまだー？」









目を擦りながらテクテク歩いてくる。







それは眠い証拠。









「今日は遅いからもう寝よっか。」




紗凪「むう〜。」





「明日になったらいっぱい遊んでもらえばええから、な？」






紗凪「絶対？」







「うん、絶対。」








紗凪「寝てくる。」








「よし、おやすみ。」









紗凪「おやすみ〜。」









そう言って子供部屋に入った紗凪。









はあ、これから私はどうするか。

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