恋愛マスターはパパ。

#23 ページ23

「どこ行くん？」




小瀧「ノープラン。」




「じゃ、ショッピングモールで。」




小瀧「ふはっ、好きやな〜(笑)」









周りからは夫婦やなくて、カレカノって見られてるんかな？





なんか、それが久々で嬉しくて緩む頬を頑張って隠す。









「あ、可愛い !! 」





ペットショップを見つけて、そこまで一目散。





小瀧「子どもやなぁ(笑)」






「そっちこそ。」







小瀧「怒んなって。可愛い言うてんの。」






「....あほ。」





小瀧「なんでやねん !!(笑)」









その後は私の行きたいとこ全部行って。






望、優しすぎやねん、ほんまに。









望と手を繋いで歩いてると、向こうから




「望〜 !! 」





って手を振ってこっちに駆け寄ってくる女の人。









遠くからでもわかる。




スラッとした長い脚、整った顔立ち。




まさに美人とはこの事だろう、と。









「モデルさん....みたい。」




そう、呟いたのを聞かれてて




小瀧「やろ〜 ?? 」







って望が言うから、ズキっと痛んだ胸。







こんな時に会いたくなかったな、って思ったり。









小瀧「おお、美々 !! 」




柴咲「望〜 !! 」









2人はお互いを下の名前で呼んでて。





抱き合ってる。









美々って誰？




どういう関係？









また嫌な思いしなあかんの？




またあの時みたいに....。









思い出しただけで辛くて





涙が出そうになる。









望はまた離れていくん？

#24→←#22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す