お姫様と王子様°Nozomu°

姫と王子 5 ページ5

小瀧「お姫様って、意外にサボるんやね笑」









なんて、ヘラヘラ笑って言う小瀧。









ホントムカつく。









「その呼び方やめて。自分だってサボってるでしょ。」









私がそう言うと、小瀧は笑い出した。









「何がそんなにおかしいのよ。」









ホントに小瀧といるとイライラする。









小瀧「俺の前ではそんな態度するんや笑」









「何？他のコの前では違うって？そりゃ、そうよ。私はあんたが…んぐっ。」









小瀧「ちょっと黙って。」









私は小瀧が嫌いと伝えようとしたら、小瀧に口を手で塞がれて喋れない。









何なのよ、ホント。









そしたら、屋上に誰かが入ってきた。









女「小瀧くーん？」



女「いないみたいだね。」



女「そういえば、(人1)ちゃんもいなかったね。」



女「2人でいるとか？」



女「えー、うそー！やだ！」



女「でも、(人1)ちゃんならお似合いだな。」



女「お姫様と王子様って感じでね！」









それから、女の子達の声が聞こえなくなった。









たぶん、屋上を出たんだろう。









きっと、同じクラスのコだな。









小瀧「よし、行ったな。」









「急にやめてよね、ホント。」









小瀧「悪かったって！」









って、言って顔の前で手を合わせて謝る小瀧。









そんなんで、女の子達から許されてきたんか。









残念やけど、私は他のコ達とは違うから。









「ねぇ、私、小瀧のこと嫌いだから。」









皆みたいにこいつと関わりたいなんて思わない。









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白百合(人1)

高校三年生

優しくて、頼れて、かわいい。

だから、この学園ではお姫様と呼ばれる完璧女子。

小瀧と同じクラス。

小瀧が嫌い。








小瀧望

高校三年生

頭はよくて、イケメン。

おまけに運動神経も抜群。

(人1)と同じクラス。

(人1)が嫌い。


なのに、よく突っかかる。

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