お姫様と王子様°Nozomu°

姫と王子 25 ページ25

屋上について、いつもの場所へ行く。







ここは、ホントに落ち着いて、なにもかも忘れられるとこ。









だけど、今日もあいつはここにいた。









「小瀧…なんでいるのよ。」




小瀧「俺もここよく来るねん。」









あいつがいると、気が狂う。









それは、小瀧だから？









いや、それじゃあ私、小瀧のこと好きみたいじゃん。









それは、ないな。









じゃあ、なんで？









気が狂うんだろう。









やっぱり…。









いや、違う。









私は、小瀧なんか









好きじゃない。









たぶん、この時は認めたくなかったんだろう。









もう、この時から、私は小瀧に恋をしていた。









あとから気付いても遅いだけなのに。









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