姫と王子 20 ページ20
「ねぇ、ホントに来てよかったの？」
小瀧「あぁ、俺、一人暮らししてるから大丈夫。誰もこうへんよ。」
そう言って、小瀧にリビングへと案内された。
1人で住むには充分なくらい広かった。
そこには、黒と白で統一されていて、シンプルで私は好きだ。
小瀧「ん。飲み。」
そう言って、差し出されたマグカップに入ったホットコーヒーを一口飲む。
静かなリビングに、コーヒーをすする音だけしか聞こえない。
小瀧「俺さ、まあ、自分で言うのもあれやけど、親が金持ちでさ。裕福に育ってるって思うやろ？」
小瀧「でもな、家庭はめちゃくちゃやで。オカンは浮気するし、オトンだって家に帰ってこうへんし、ご飯だって、お金もらうだけでろくなものしか食べてない。」
小瀧「だから、俺、最近ここに住み始めてん。1人で。」
小瀧「1人やったら、楽やで〜。誰もおらんしな。」
明るく言ってるけど、表情はとても悲しそうで、輝きを失った感じ。
「私の家だってそう。」
この人なら、なんでも話せる気がした。
「親は離婚して、私は母親に着いてきたけど、お母さんは私に暴言と暴力しかしなくて、ご飯だって小瀧と一緒でお金もらうだけ。」
「ホントに家にいると、生きてるのか生きてないのかさえわからない。」
「おまけに、学校ではキャラ作って、ただ1人になりたくないだけで。たぶん、ちゃんと自分の存在がここにあるんだって確認したかっただけ。」
いつの間にか、私のことを全部小瀧に話してた。
小瀧を見ると、ふっと笑ってこう言った。
小瀧「俺ら、似てるな笑」
「ははっ笑」
久々に笑った気がする。
小瀧「意外に寂しがり屋なんやな笑」
「そういう小瀧だって。」
そう言って、目が合えば、笑う。
この感じ、いつぶりだろう。
久しぶりすぎて、忘れた。
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小瀧のんすけ(プロフ) - あさかさん» よかったです、私も嬉しいです♪♪♪まっててください！！ (2015年1月6日 14時) (
レス) id: 8f0da098b2 (このIDを非表示/違反報告)
あさか(プロフ) - やったー!!書いていただけるんですか??めっちゃ楽しみにしてます(*^O^*) (2015年1月6日 14時) (携帯から) (レス) id: a8331f49bd (このIDを非表示/違反報告)
小瀧のんすけ(プロフ) - あさかさん» えぇー、続編なんて書いちゃっていいんですか？！ありがとうございます！！今、掛け持ちしてるのが多いので一旦落ち着いたら書いてみます(o^^o) (2015年1月6日 14時) (レス) id: 8f0da098b2 (このIDを非表示/違反報告)
あさか(プロフ) - 続編希望です!!二人が付き合ってからのお話が見たいです(*^O^*)ぜひ、書いてくださいっ(^○^) (2015年1月6日 10時) (携帯から) (レス) id: a8331f49bd (このIDを非表示/違反報告)
小瀧のんすけ(プロフ) - Jesse(偽）さん» ありがとうございます!! うわぁ、まじですかっ?!! めちゃめちゃ嬉しいです！！ (2014年10月22日 22時) (レス) id: 8f0da098b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小瀧のんすけ
| 作成日時：2014年9月9日 23時
