お姫様と王子様°Nozomu°

姫と王子 13 ページ13

現在









次の日。









私が玄関を出ると、小瀧がいた。









朝一から会いたくなかった人。









最悪だ。









「なんであんたがいんのよ。」









そう言うと、ニコニコしながら言う小瀧。









小瀧「だーかーらー、女除けのためや。」









「そんなんで、私を利用するな。」









小瀧「お前も、女除けになるで？俺がおったら♪」









そう言うから、私は呆れて無視して歩く。









小瀧「なぁ、一緒に行こ〜や。」









そう言って後ろからでかいのがついてくる。









これは、何を言っても聞かなさそうだな。









そう思った私は、









「好きにすれば。」









こう言った。









小瀧「なぁ、なぁ、俺に惚れへんの？」









私の隣を歩く小瀧が言う。









こいつ、ばかじゃないのか？









「当たり前じゃない。私は他のコとは違うの。みんな一緒だと思わないでよね。」









小瀧「そんなん、思ってへんわ、ばーか。」









そう言って私の額にデコピンをした。









「最悪！あんた、ほんっとにムカつく。」









小瀧「そりゃ、どーも。笑」









あー、ホントにムカつくし、うざい。

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