ひ か り s i d e ページ7
それから、何日か経った。
そろそろガムシャラに行く日が近付いてきた。
みーちゃんと、りーちゃんに頼んでライブに必要なものを買いに行くのを付き合ってもらった。
莉「まず、団扇が使えないから、サングラ
ス？」
美「じゃあ、WEGOかな。」
ひ「れっつごー！」
3人で話しながら、WEGOへ向かう。
原宿の駅へ降りると、人がいっぱいだった。
ひ「やっぱ人多いねーっ！」
莉「うひゃー、これは多すぎ！」
美「そんな驚かなくても。
いつもの事でしょ。」
莉「みーちゃん、冷たいな〜」
美「これもいつも通り。」
ひ「あはは..行こ？」
WEGOは駅からすぐ近く。
人混みをかき分けながら、お店の中に入る。
そして、サングラスコーナーを探す。
美「あ、あれじゃない？」
莉「これだ、これ！」
ひ「うわぁ..何色がいいんだろ？」
莉「安井、何色っぽいか考えれば良いんじゃ
ない？」
ひ「安井くんはぁ..」
自分でもびっくりするくらい、真剣に考えた。
今までの安井くんの顔を思い出して、何色が1番近いのか考えた。
ひ「うーん..黄色か紫..？」
莉「紫って、単にひーちゃんが好きな色じゃ
ん笑」
ひ「そうなんだけどさ！
でも、紫のジャージ着てた時、似合うな
って思ったの！」
莉「まぁ、ひーちゃんが決めなよ？
ひーちゃんが付けていくんだし。」
ひ「じゃあ..黄色にする！」
莉「じゃあ、レジ行こ！」
そう会話して、レジへ向かう。
やっぱり、周りはジャニヲタの子でいっぱいだった。
ﾌｧ「京本くんは、何色がいいかな〜」
ﾌｧ「北斗、青じゃない！？
美愛影の時、青だったし。」
そんな声が聞こえてきた。
その中で、1番聞いてて辛かったのは
ﾌｧ「安井ちゃん、嫌いじゃないけど
いつもMCばっかだし..
何となく、別枠にされててさー」
そう。
安井くんは、年が上なだけにガムシャラでも、
番組でもMCを務めたりすることが多い。
そのため、安井くん以外がキツい事をやると、
"安井だけ、やらないのずるい"とかって言う人が多い。
安井くんのせいじゃないにしても、聞くのが辛かった。
美「..ひーちゃん。
気にしないの。」
ひ「..うん..」
少しどんよりしたまま、お店を出た。
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作者名：森 村 れ あ ら .。 | 作成日時：2016年1月3日 2時
