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謙 太 郎 s i d e ページ15
そろそろ、お別れの時間になったから、その事を伝えた。
すると、さっきの子が泣き出してしまった。
声を殺して泣いてるけど、他に泣いてる子はその子しか居ない。
北「ちょ、安井くんファンの子泣いてるじゃ
んよー笑」
と、北斗が苦笑いする。
それに続いて、
大「安井ー、何とかしてあげろよー」
と、京本が言う。
謙「悲しませて、ごめんね？
またオレたちと会う機会、絶対作るか
ら！
その時に会おっ？」
としか、オレは言えなかった。
でも、その子が笑顔になってくれた。
オレは、満足してオレまで笑顔になった。
その時、オレの胸がキュッと締めつけられた気がした。
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作者名：森 村 れ あ ら .。 | 作成日時：2016年1月3日 2時
