とある家の長女とランペの絡み話

浮気？ ページ24

kenta side



私は後ろ姿のりっくんを見つけ、呼ぼうとした時、知らない女の人と腕組んで歩いていた。りっくんよりちょっと身長は低いけど、高い方だった。


なんなの？なんだったの？今までは健太ちゃん好き好きアピールを作ってたって訳？もうやだ…りっくんなんて好きじゃないっ…


私は座り込んでると、


壱「どうしたん？」


壱馬くんと陣くんが私を心配して来た。


陣「地べたに座り込んで…なんかあったんか？」


『うっ、うぇぇぇん…！』


壱「どうしたんよ…泣かんでええねんで？」


陣「それぐらい、悲しいことがあったって訳やな。」


壱「陣さん…泣かしたんですか？」


陣「な、なんでそうなるねん！」


壱「なぁ、陣さんに泣かされたん？」


『違うっ…りっくんが知らない女の人と歩いてたのっ…』


陣「はぁ、それはあかんわ…」


壱「健太ちゃんを束 縛してたのに？」


『うんっ…健太ね、それ見たとき、今までの健太ちゃん好き好きアピールは作ってたんだって思ったの…』


陣「そうやな…はぁ、りくさんってほんまひどいわ…」


壱「ひどいっすよね、こんな可愛い健太ちゃんを置いて行くなんて…」


陣「あーあ、裏の姿って怖いもんやな。」


壱「そうっすね。俺も初めて知ったわ。裏の顔。」


陸「あれ？どうしたの？地べたに座り込んで。」


私たちがしゃべっていたら、問題のりっくんが女の人を連れてこっちに来た。


『もうこっちに来ないでっ！』


陸「えっ、なんで？」


『もう健太のことなんて嫌いなんでしょ！？』


陸「えっ、いつそんなこと言った！？」


『じゃあその女の人誰よ！』


陸「健太ちゃん…顔…よく見て？」


『え…？』


私は女の人をじっくり見てると、気づいて抱きしめた。


『翔吾くんっ…』


岩「ごめんな…こんな格好して…全部りくさんが悪いからな…」


陣「なんや…翔吾やったんか…」


壱「びっくりしたー…めっちゃ美少女や思ったら翔吾やったんか…」


はぁ、とにかく翔吾くんでよかった…

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