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『先輩っ！』
後ろを振り向くと、大学の先輩だった、櫻井翔さんがいた。
「やっぱり、Aちゃんだったんだ」
ここで先輩に会えるなんて、嘘みたい…
「無事、卒業出来たんだ。おめでとう」
『はいっ。おかげさまで』
前と変わらず、爽やかな笑顔をしてくれる翔先輩。
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「ここにいるってことは、研修医？」
『はい。大野先生のところで』
「そっかぁ。Aちゃんだったんだ、今日来るって言ってた研修医」
『先輩は、どこにいるんですか？』
「俺ね、小児科なんだ。すぐ横の」
あぁ、小児科。
『子供好きですもんね、翔先輩』
「まぁね」
ということは、小児科まで研修医の噂は広がってたってこと！？
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「どう？大野くんのとこ」
『翔先輩とは違って、とても厳しいです』
「なんだよ、俺とは違ってって」
だって、そうだもん。
『良い意味でですよ？先輩は、すぐ色んな事をしてくれたり、勉強を教えてくれたり…』
言いきれないくらい、感謝している。
『もう、本当に先輩が卒業しちゃった後、甘やかされてきたんで大変でした』
「え、俺のせい？」
『はい(笑)』
「ひでぇなぁ…」
なんて言ってるけど、凄い優しい。
『でも、大野先生は厳しいですけど、ちゃんと甘やかされてきたことが卒業出来ますっ』
「そっか」
私は笑顔で答えた。
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「そういえば、今凄い寂しそうな背中してたけど、どうした？」
『あっ、いやぁ。初っ端から恥をかいちゃって。「これだから研修医は使えないんだ」って
キッパリ言われちゃいました』
「そっか…」
重たい空気が流れ込む。
『でも、そうやって叱ってくれる方が良いです。やる気が出ますから』
「そっか。でも、大野くんは言いすぎだよ。さすがに」
そんな。
『これぐらい言ってくれないと、良い医者にはなれないと思います』
「そっか。今度大野くんに言っとくよ」
そんなっ。
『大丈夫です。そんなここでも先輩に迷惑をかけるわけにもいかないですし』
「良いの、良いの。智くんとは友達だし」
先輩…
「じゃ、仕事あるから戻るね。頑張れよ」
頭を撫でられる。
『はいっ。先輩も頑張ってくださいっ』
去っていく背中を見ながら、私は気合いを入れた。
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蘭香♪(プロフ) - 火憐さん» わぁっ（涙）ただ単に、どうせ一人で作ってる作品だから、どうでもいいやって思いながら作っていたのに、こんな良い人までも見つけることが出来たなんて…本当に、感謝の言葉でいっぱいですっ♪ (2013年3月8日 17時) (
レス) id: 4d1133c209 (このIDを非表示/違反報告)
火憐(プロフ) - 7章まで読みました!すっごくいいです (2013年3月8日 17時) (レス) id: 81e6782a37 (このIDを非表示/違反報告)
火憐(プロフ) - もう最高です!!友達になってくれてありがとうございます♪ (2013年3月8日 17時) (レス) id: 81e6782a37 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香♪(プロフ) - 火憐さん» わぁっ！ありがとうございますっ！この作品のどこに面白みがあるのか…（汗） お友達少ないもので、ぜひっ！宜しくお願いします＾＾ (2013年3月8日 17時) (レス) id: 4d1133c209 (このIDを非表示/違反報告)
火憐(プロフ) - すっごい面白いです!!大ちゃんファンなんですっごいやばいです!!友達になりませんか？？ (2013年3月7日 19時) (レス) id: 81e6782a37 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2012年11月23日 22時
