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【Tukasa‐side】



『〜♪』


”「いい人を見つけたな」”と、そう父親に言われたことによりテンション爆上がりの私である。
我ながら分かり易いくらい頬は緩んでるし、じっとはしてられずに足をパタパタ動かして落ち着きが無い自覚はある。
現に隣に座る紀章さんが「なんかすごいうれしそーね??」と不思議そうに私の頬を突っついてきている。

しかしやっぱり嬉しいものは嬉しいのだからどうしようもなく彼の方を見て緩みきった表情を晒している私である。




「あ、そうそう司。ご機嫌なとこに水を差すようで悪いが
明日ちゃんと本家に顔見せとけよ」


グッバイ私の上機嫌タイム。



『……』

「え……一気に顔怖くなるじゃん司ちゃん…」

「まーなるよなーそーなるよなー…」


情緒不安定…?と心配そうな声と共に頬がむにむに触られる。
否、それはまぁ良い。紀章さんだし。


問題は我が父の今の発言である。
本家に挨拶と言ったか今?私が嫌いな場所、堂々の第1位のあの本家にだと?本家とか大層な事を言ってるが実際は祖母の実家ってだけであり名ばかりのあの本家とな?
かつ今は祖母の兄弟達が集い、一歩でも足を踏み入れれば
この令和の時代に平成で無く”昭和”の凝り固まった思想が数の暴力で助走付けて殴りつけてくるあの本家だと???


「まぁ、気持ちは分かるが…
顔見せなければ見せないで喧しいだろあの人達」

『そりゃそーだけども…
え、百歩譲って行くとして私一人だけじゃダメ?
あのジジb…方々に紀章さん会わせたくないんだけど』

「(今さり気なくジジババって言い掛けたなこの子…)」

「難しいな、既にお前が旦那連れて帰ってくること広まってるし」

『は?誰が広めたわけそれ』

「お前のばぁちゃん」

『だぁぁもぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!』


無理ー!と話に追いつけていない紀章さんの方へと抱き付けば
よしよし?、と抱き締め返してくれる。
やだなぁと現実逃避に隣の旦那を見詰めていれば、こてっと頭だけもたれかかってきた。


「んー…司ちゃんがそんな嫌がる理由は俺には分かんないけど
行くだけ行こうよ、結婚したって報告はきちんとしときたいし
言うだけ言ってとっとと帰っちゃえば良いんじゃない?」

『……………………………………そうするか』

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愛夢(プロフ) - 紀章さん好きには堪らない作品ありがとうございます!!更新頑張ってください! (2023年2月6日 18時) (レス) id: 1fb4caaf97 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - Yuiさん» Yuiさん、返信大変遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます!マイペースに更新しているのでまた覗いて頂ければ幸いです(*^^*) (2022年2月6日 20時) (レス) id: 1b7127d9e3 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 紀章さんファンなんで小説を作成してくれてすごい嬉しいです!続きを楽しみにしてます! (2022年1月16日 13時) (レス) @page5 id: 3c14c8fbd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:最小幹部 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年1月15日 8時

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