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your side
『ほんとに綺麗…めっちゃ見える』
最初、怪しい人かと思った
でも今、そばにおっても変なことはしてこない
むしろ親切で、泣いてた私にこんな綺麗な花火まで
「ここ綺麗やろ?
毎年、独り占めしてたから…好きなだけ見てって」
少し長い髪が前髪にかかる、顔がすごく綺麗で
モデルとかアイドル的な端正な顔立ち
『………っ!』
目があいそうになってすぐさま花火に目を移す
「名前は?」
隣に座った彼
『Aです』
決して太すぎない筋肉のついた腕
襟足からのぞく首も細くて長い
「歳は俺と同じくらい?」
『19歳です』
「俺、20歳…俺の1個下か」
ちょっとハスキーな声
綺麗な瞳
やっぱり彼には人を虜にする力がある気がする
「俺のこと知ってる?」
『え、あ…知らないです』
「あーそっか…俺、平野紫耀です」
『平野さん』
「紫耀でええで」
『あ、はい…』
平野紫耀…
なんか聞いたことあるような、いや、無いか
「花火…好きなん?」
『あ、はい』
ぱっと目があった時
心の奥がズキンとなった。
初めての感情に自分でも驚いた
花火の力って不思議________________
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作者名:いもけんぴ。 | 作成日時:2017年8月7日 23時