9時間目 ページ21
百(約束より早く着きすぎた…30分前って、ゲームでもして時間潰すか)
〜10分後〜
二｢ごめん、叶斗遅れた！｣
百｢いやまだ20分前なんで大丈夫ですよ、てか先生も早いね｣
二｢あれ、まだそんな時間だったんだ。てかお前何時からいたんだよ｣
百｢んん〜昨日の夜とかw｣
二｢ふざけんなwあと今日は、先生はやめろよ｣
百｢社会的死がまってるもんね、健太さん｣
二｢…さっさと行くぞ｣
百｢そういえば今日はどこ連れてってくれるんですか？｣
二｢ひみつ、着いてからのお楽しみってことで｣
二｢叶斗、着いたよ｣
百｢ここって…プラネタリウム？｣
二｢みたいなとこ、天文系が総合して見れるみたい｣
百｢へぇ、そうなんですね。でもなんでここなんですか？｣
二｢ん？だってデートと言ったらこういうのじゃない｣
百｢…そう、ですか。｣
二｢そんなことより、早く行こ？｣
百｢そうですね、僕ここ行ってみたいです｣
二｢じゃぁ、そこから時計回りで回っていこうか｣
百｢健太さん、今日はすごく楽しかったです！ありがとうございました｣
二｢うん、それはよかった｣
二｢ねぇ、叶斗。まだ時間ある？話したいことがある｣
百｢ありますよ。なんですか？｣
二｢一旦場所変えよっか、そこの公園でいい？｣
百｢…で、なんですか？話したいことって｣
二｢もう来月には叶斗も最高学年だよね、早いね時の流れって｣
百｢そうですね、もう健太さんと出会って2年になりますね｣
二｢そうだね。…卒業までずっと一緒にいたかったなぁ｣
百｢…え、それって…どういうことですか？｣
二｢僕来年には違う学校行くんだ、ほら最近合併してできた学校あるでしょ？そこ行くことになったんだ｣
百｢もう、毎日会えないんですか？｣
二｢そうだね、学校では会えなくなるね｣
百｢……いかないで…ください……｣
二｢それは無理かな、だって僕すごく嬉しいんだもん｣
百｢えっ、…なんでですか？だってもう毎日会えないんですよ！｣
二｢うん、学校ではね。｣
百｢…え？それって…｣
二｢毎日僕に会いに来てよ、僕の家まで。そしたら毎日会えるよ｣
百｢…いいん…ですか？だって迷惑じゃ…｣
二｢叶斗、僕は叶斗のこと迷惑なんて思ったこと1度もないよ。だからこれよかったらもらってくれない？｣
百｢…鍵？｣
二｢そう、僕の家のね｣
二｢好きな時に来なよ、僕が居なくても入っていいからね｣
百｢…なんかそれってプロポーズみたいですねw｣
二｢そうかもねw｣
続く
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作者名：舞宵 弥太楼 x他1人 | 作成日時：2020年5月27日 17時
