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青を贈った日 / ut ページ7
『ねぇ、うつー』
ut「ん？どうしたん？」
『明日は記念日だね』
ソファに寝転んでスマホをいじっていたAちゃんがふとそう言った。
せやな、なんて余裕ぶって言葉を返すのは表だけで、実は裏で焦っていた。
付き合って明日で3年が経つのだが、実は彼女に贈るものに迷いに迷って困っている。
1回目の記念日にはネックレスを贈った。あれはAちゃんによく似合っていたし、彼女自身もとても喜んでいた。
2回目は可愛らしい靴を贈った。いつでも履けるようなカジュアルなもので、歩きやすいその靴をとても喜んでもらったのはまだ記憶に新しい。
さて、3回目。何をあげたらいいだろうか。
48人の彼女だの女癖が悪いだの散々言われているが、実際付き合ったのは数人程度。
いざ本気で惚れ込んだ女を前にするといつもの洒落た言葉も出なくなってしまうものだ。
こんなことをするのはたいへん癪なのだが、コネシマに何を贈れば良いか聞けばシンプルに花、と返ってきた。そういえばまだ花を渡したことはなかった。
花屋へ出向けば目についた青いカーネーション。可愛らしいフリルのような花びらがAちゃんにピッタリだと思った。
翌日、カーネーションの花束を抱え彼女の家へ向かう。どんな顔するやろな、なんて考えながら歩いていたのだが。
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ソトド(プロフ) - 何これ豪華…(o；д；)o (2019年4月3日 19時) (
レス) id: 05a0b1f883 (このIDを非表示/違反報告)
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