１言！ ページ3
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「んーっ！！いいお湯だったー
はい、出たよーナミ！どうぞー！」
「あー、ありがとさんA！」
ナミと入れ替わる。
サウザントサニー号に船が変わってからというもの、お風呂ができた。
よく男っぽい性格だと言われるのだが、これでも彼女は正真正銘女である。
風呂は好きだった。
「やぁ。良かったよ、フランキー！お風呂！」
「だァろー？まァおれが造ったからな、最高のはずだぜ！」
そんな返事にAは笑う。
「はははっ！そうだね、海賊王の船を造った偉大なる船大工の弟子だもんね！」
濡れたままの長い髪をとかしながら、アクアリウムバーの長椅子に腰掛ける。
「わ、随分釣ったね。あの２人……。」
がらんどうだったはずの水槽は、色鮮やかに泳ぐ魚達でいっぱいになっている。
いい景色だ……
と眠たがり屋のAがうとうとしていると、
水槽の水面が大きく揺れ、ドプンと大きな音がした。
図体のでかい背の黒く光る魚。
馬鹿なあいつらはどうやら知らないようだ。
生態系というものを。
ばんっと大きな音がして、ドアが開いたと思うと噂の２人がやってきた。
うちの船のバカ代表、船長ことルフィ。
そして狙撃手ウソップ。
「サメ入ってきたかー？すげーツノはえたやつ！！」
もう一瞬前にすべての魚を食い尽くしたところだ。
「入ってきたけれど……今まで釣ってきたお魚はみんな居なくなっちゃったわよ？」
ロビンはさすが大人の対応を見せる。
ひどく驚くふたりに愛想をつかした短気のAは容赦なく暴言を吐く。
「ばっかじゃないの！？共存ってもんを考えなさいよお前らなァ！！」
「ばかとはなんだばかとは！！しんがいだぞおれは！！
おれは頭に来たぞ！おいサンジ！Aとこのサメ丸焼きにするぞ！こんなアホたちは！」
「お前今私も食うっつったか！？あ？」
短気とはこういう事である。ロビンとは正反対の対応。
「まあまあAちゃん、」
とサンジの優しい声が聞こえたかと思うとルフィの頭に蹴りを落とす。
「Aちゃんを食うっつったか？二度と言うなよ…それから…素人め。
こんな新鮮な魚、寿司か…湯冷めにするのもおつだな、」
今日の晩飯が決まった。
隣では震えた謝罪と「でもうまほらだからいいか……」といったルフィの声が聞こえた。
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ゆい(プロフ) - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年3月2日 22時) (
レス) id: 2749097a3e (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑の樹(プロフ) - ありがとうございます…!!まだまだ全然更新出来ていませんが、頑張っていきたいと思います！こんなに褒められたの本当に初めてなんで……嬉しいです(*´∀｀*)これからも精進していきたいと思います！ (2017年10月15日 8時) (レス) id: ece34a1d58 (このIDを非表示/違反報告)
すみれっと - これからどんどん伸びていくように感じます。本当に応援しています。長文になりました。すみません！ (2017年10月14日 23時) (レス) id: 4c0643764b (このIDを非表示/違反報告)
すみれっと - 初めまして。すみれっとと申します。私、この作品本当に好みです！ケンカ系が好きでして…しかもルフィ落ちだし。私の妄想がそのまんま入った感じです。作者さんの書き方も好きです！ (2017年10月14日 23時) (レス) id: 4c0643764b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑の樹 | 作成日時：2017年9月3日 11時
