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ブラック審神者が四十人 ページ42
side乱藤四郎
乱「薬研、遅いよ！皆待ってたんだからね！」
朝餉の時間を十分ぐらいすぎたとき、
薬研は大広間に姿を現した。
薬「あぁ、すまねぇ。少し用があってな。」
乱「もう、用ってなんなの！
朝起きたときも
薬研は少し顔を歪ませ、
何か考えているようだった。
でも、すぐにいつもみたいに笑って
「なんでもねぇよ。」と言って僕の隣に座った。
…今日の薬研はおかしい。
直感的とか本能的とかじゃなくて、
根拠があって、そう思う。
ねぇ、薬研、気づいてる？
今の薬研、かすかだけど血の匂いがするよ…
薬「どうした、乱。俺の顔になんかついてるか？」
そんな顔で笑わないでよ。
そんな屈託のない笑顔見せないで。
何があったのか、ちゃんと教えてよ。
一人で抱え込まないでよ。
ボクたち、兄弟でしょ？
ねぇ、嘘つかないでよ…
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作者名：闇咲シキ | 作成日時：2016年12月27日 22時
