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ブラック審神者が三十二人 ページ34
『はぁ…はぁ……っっ……くそっ…』
僕の初出陣は
僕がわき腹に傷を負うというかたちで幕を閉じた。
まぁ、命は助かった。
ただ思っていたよりわき腹の傷が深い。
一応止血はしたが
完全に血を止めたわけではない。
このままでは大量出血で…
『目が…あぁ、かすんでいく……
もうなにも見えなく……僕は……僕はっっ………』
資源は少ししか持ち帰れなかった。
僕はなにも役に立たない。
…僕はなんで
こうしてAという名をもち、
人としての生を
彼ら…刀剣男士の存在意義が戦うことなら、
僕の存在意義は…？
『あるわけ…ない……か………』
僕は死ぬの…？
怖い、怖いよ。
…眠くなってきた。
本能的に寝てはいけない気がする。
でも、なんだか…眠くて…ねむ…くて……
さからえ……な…い……
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作者名：闇咲シキ | 作成日時：2016年12月27日 22時
