ブラック本丸？いいえ、ブラックなのは審神者の方です (ページ32)

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ブラック審神者が三十人ページ32

こ「そろそろ日課を行なっては……」

『それはできません。
こんのすけ、貴方にはこの前も話しましたよね？』

こ「しかし、
それでは貴方様のお身体(からだ)が持ちません。
少しお休みになられた方がようございます。」

こんのすけ言いたいことは十分わかっている。
体はだるいし、
気を抜けば睡魔に襲われてしまうだろう。
けれど、明日までの書類がまだ終わっていない。
…政府もこんなに書類を渡してくるなんて……
本気で僕をつぶそうと考えているのかもしれない。
それは避けなければならない。
まぁ、もう僕の体は限界に近いのだけど。

日課さえやれば…
あぁ、そうか、日課さえやればいいんだ！
別に彼らが日課をやらなければいけないなんて
決まってはいない！

『…こんのすけ、やはり日課を行おうと思います。』

こ「本当ですか！それは良かった！
では、さっそく皆様にお伝え…『こんのすけ！』
なんでしょうか？」

『彼らには伝えなくていいの。
それより、貴方にお願いしたいことが…』

彼らじゃなくて、僕が出陣すればいいんだ。
そう、出陣するのは僕だ。