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ブラック審神者が二十人 ページ21
剣道部を辞めても
剣道を忘れたときなんかなかった。
…まだ僕の頭の中は剣道でいっぱいだった。
剣道部に戻れるように体力をつけるために走った。
小さな悪あがきだとしても僕は走った。
剣道部に戻るために…
剣道部を辞めて半年、
僕はまた剣道部に入部した。
僕は嬉しかった。
また竹刀を振ることができることに。
また剣道できることに。
あの時はまだ気づいてなかったんだ。
僕が剣道部に戻ることが
地獄の始まりだったなんて…
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作者名：闇咲シキ | 作成日時：2016年12月27日 22時
