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ブラック審神者が十四人 ページ15
side薬研藤四郎
『僕はAです。もう知ってるとは思いますが…』
ふせめがちにこちらを見上げる大将。
…なんとなく前の大将に似てる気がする。
似てるっていっても雰囲気はまったくの別物だ。
ただ長い黒髪や藍色の瞳なんかは
前の大将を思わせるほどよく似ている。
まぁ、いつまでも前の大将のことを引きずり続けるのもよくないのもわかってはいるが……
大将は大将だ。
小さくて、守ってあげないと壊れそうな大将。
俺は戦場育ちでな。
雅なことはよくわからんが、
大将のためにこの命を捧げてやろうじゃないか。
もう二度と目の前で大将を死なせやしないぜ。
薬「ま、なかよくやろうや大将。」
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作者名：闇咲シキ | 作成日時：2016年12月27日 22時
