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ブラック審神者が十一人 ページ12
いきなり抱きついてきた加州清光さん。
悪気もなく、にこにことしていているので、
黙って抱きしめられておくことにする。
…悪い気はしないしな。
今「ぼくもあなたをあいしてさしあげます！」
乱「僕だって！」
加州清光さんに続けとばかりに
短刀たちが僕に抱きついてくる。
…なんだか胸が締め付けられる気分になる。
少し息苦しくて、鼻がツンとして、
あぁ、しまいには目まで霞んできた。
でも、なんでだろう。
なんでこんなにも心が温かいんだろう。
………愛ってこーゆーものなのかな？
よくわからないけど
視点も定まらなくなってきた。
なんだかねむく…なって………き……た……
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作者名：闇咲シキ | 作成日時：2016年12月27日 22時
