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場所&お知らせ ページ16

しばらく秋の夜風に吹かれていたが、幾らかすると別の場所に出ていた。ここは、人間界ではなさそうだ。

回りを見渡すと、岩だらけだ。目の前には、大きな岩山が二つある。

「ここは……?」

「順を追って話そう。以前、我は幻王様の怒りを買ってしまったことがあってな。

その際、我の妖聖剣が封印されていたのがここ、双剣山だ。ある人間のお陰で剣武魔神の姿に戻れたが、それは別の話だ」

「そうなんだ。でも、どうして私をここに連れてきたの?」

「そなたを紹介したい相手がいてな。また飛ぶぞ」

そう言うと朱雀は、さらに高く飛んだ。少し怖くなり、思わず目を閉じる。なので、どっちの山を選んだのかは分からなかった。

岩地に着くと、私はそっと朱雀から降りる。朱雀も、剣武魔神の姿に戻った。

周辺には、見たこともない“異形のモノ”がうようよいる。
「あれは妖怪だ、A。我といれば危害は加えられん。案ずるな」

「とは言っても、少し怖いな……」

「なら、我の腕につかまると良い」

「え! いやいや、それは悪いよ〜……」

「構わん。そなたなら」

朱雀は、そう言ってからはっとした表情になり顔を赤らめた。そんなに赤くなられたら、なんだかこっちまで恥ずかしくなってきた。

でも、妖怪が怖いので、彼の言葉に甘え朱雀と腕を組んだ。朱雀は、少し微笑み、歩き始める。

私も恐る恐る足を進める。途中、岩を登る箇所で腕を離しそのまま登ろうとしたら、朱雀に止められた。

どうするのかと思ったが、朱雀は私をひょいと抱え、ふわっと飛んだ。……正直、細身の朱雀にこんなことが出来るとは思わなかった。

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皆様どうも、紅ゆずりはです。

今さらながら、たくさんのお気に入り登録と3000hit突破ありがとうございます。まさかこんなに伸びるとは… 剣武魔神の人気恐るべし、です。

突然ですが私は今年受験を控えており、これから更新が無くなる、または大変遅くなってくると思われます。

それを承知の上で読んで頂けたらな、と思います。よろしくお願いします。

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スプラMOMIZI(プロフ) - kirakirastar7さん» はじめまして。わー、ありがとうございます!!次回作は未定ですが機会があればまた作りたいです。 (2020年1月14日 16時) (レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
kirakirastar7(プロフ) - 妖聖剣と高校生。とても楽しかったです(o^^o)次の剣武魔神夢、期待してます (2020年1月13日 21時) (レス) id: a25d14debe (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - カンコクさん» ありがとうございます(*´ω`*) (2019年10月26日 20時) (レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
カンコク - 続きだ早くよみたいです (2019年10月26日 13時) (レス) id: 7ac3401ee1 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - エンゼルフレンチβさん» コメントありがとうございます!朱雀かっこいいですよね〜、私は剣武魔神みんな好きです(*´ω`*) (2019年10月13日 9時) (レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅ゆずりは | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年9月4日 19時

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