高校生生活 ページ2
いっけなーい！遅刻遅刻っ！学校まで走らなきゃーっ☆
私、
…っていうテンプレートは置いといて。走るのをやめ、歩きだした。
突然だけど、多少霊感体質な私は、今までたくさんの変なものに絡まれてきていた。特に、小さい頃。
高校生になった今ではだいぶ見かける数は減ったけど、それでもたまに見る。困ったものだ。
ちなみに、さっき走ってはいたが、私は寮生活なので、学校までは歩いて五分だ。
教室に入って、机に鞄を置き、席についた。うん、今日はセーフ。何も見なかったかな。
それに、私は美人でもない。細くて綺麗な体をしている訳でもない。異形の者達は美人が好きだと聞いたことがあるから、襲われることは無いだろう。
翡翠色の髪に、少しふっくらした体。まあ、ガリガリに痩せてるよりはましだ、って自分に言い聞かせてる。
高校入試はそれなりに頑張った。だが、勉強は人より出来るわけではない。運動なんて、もっと苦手だ。
いいとこがあるとすれば、動物に優しいくらいだ。……私は、小さくため息をついた。
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今日も、一般的な一日だった。部活動にも入っていない私は、授業が終わればさっさと寮に帰っている。月に何度かバイトをしてるけど、それはまた別の話。
編み込みのある、ひとつに括った翡翠色の短い髪を揺らしながら、今ではすっかり見慣れた道を歩く。
曲がり角を曲がったとき、電信柱の隅に箱が置いてあるのに気がついた。中を覗くと、白くて所々に爪痕のような柄のある猫がいた。
猫は、か細い声で『にゃーん』と鳴いている。弱っているのかもしれない。首輪はないのに、何故か右耳には飾りがついていた。
「うーん……」
寮に連れて帰るべきか… 今ならまだ人が少ないから、すぐに手当てだけすればなんとかなりそうだ。こういうことは一度や二度ではない。
「よしっ」
私は猫を抱え、鞄から取り出したタオルでくるむ。その子を隠すようにして、寮まで帰った。
寮の自室に入り、とりあえず猫をカーペットの上に置いた。いつの間にか、寝ているし。
棚から猫用のミルクを取り出して哺乳瓶に移し、湯煎で人肌くらいまで温めた。
猫を抱え、哺乳瓶を口元に近づけると、飲み始めた。今気づいたけど、とても可愛い顔をしている。
飲ませて、落ち着かせたら交番に…… と思っていたら、チャイムが鳴った。
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スプラMOMIZI(プロフ) - kirakirastar7さん» はじめまして。わー、ありがとうございます！！次回作は未定ですが機会があればまた作りたいです。 (2020年1月14日 16時) (
レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
kirakirastar7(プロフ) - 妖聖剣と高校生。とても楽しかったです(o^^o)次の剣武魔神夢、期待してます (2020年1月13日 21時) (レス) id: a25d14debe (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - カンコクさん» ありがとうございます(*´ω｀*) (2019年10月26日 20時) (レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
カンコク - 続きだ早くよみたいです (2019年10月26日 13時) (レス) id: 7ac3401ee1 (このIDを非表示/違反報告)
スプラMOMIZI(プロフ) - エンゼルフレンチβさん» コメントありがとうございます！朱雀かっこいいですよね〜、私は剣武魔神みんな好きです(*´ω｀*) (2019年10月13日 9時) (レス) id: e49f68cb2e (このIDを非表示/違反報告)
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