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4話 ページ4

美勇人と別れて少し歩くと家に着く。
謙太郎は家が隣同士なのにあたしの家の前まで送ってってくれる。


貴「ありがとね!じゃぁ、また明日!」

謙「おう。おやすみ!」


謙太郎が家に向かって歩き出したのを確認して家に入る。


貴「ただいまー!」

母「おかえり。大学どう?」

貴「まだ入学式終わったばっかりだよ!」


お母さんの心配が少し面白くて笑ってしまう。


母「そうだったそうだった!あ、もうご飯出来るから着替えておいで。」


貴「はーい!」


そう言って二階にある部屋へ向かう。
あたしの家は父親がいない。
いわゆる母子家庭ってやつ。
でも別に不幸ってわけでもない。
むしろ幸せ。
だってお父さんと連絡を取ることが出来る。
携帯を買ってもらった時、お父さんの連絡先をお母さんがあたしの携帯に入れてくれた。
たまにお父さんと会うこともある。
だから全然不幸なんかじゃない。


貴「あー!今日ハンバーグじゃん!」


着替え終わって下へ降りるとテーブルにはあたしの大好物であるハンバーグが並んでいた。


母「入学祝いよ。」


にこにこしてるお母さんを見てあたしも笑顔になる。
ほら、全然幸せなんだ。



でも、そんな幸せは一気に崩れていく。
錯覚だったんじゃないかって思えるくらい。
誰もこんなことになるなんて思ってなかった。

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かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね! (2017年9月3日 15時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だー | 作成日時:2015年11月20日 10時

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