どこまで黙ってられる？この秘密

ファンとして… ページ46

「気にしすぎ」


健くんは、気にしすぎと言ったけど…

そりゃ気にするよ…ファンとして…



やっぱり自分と何があるとか思ってる
わけじゃないけど…



悲しいもん…ここまで気にする必要は
ないのかもしれないけど…


テレビとコンサートくらいでしか
会えないこちらとしては…辛いもんなぁ…




でも…いいって言ってくれてるし…


待ち受けにはしないけど…したいけど！



『待ち受けは、冗談ですけど…
連絡先は知りたいです！』


「やったー！僕が知りたいんだよねー
Aちゃんの連絡先〜これでいつでも
連絡できるね。」



『(笑)また、そんな事言う…』


「ん？なにー？だめ？」



『いや、だめじゃないですけど。』


健くんは、女の子慣れと言うか
喜ぶ言葉を知ってる…

さすが、アイドルだなぁ、

と思う。


嫌なことは無理に聞かない
自分がいいと思うことと相手のタイミングをみて
言葉を選ぶこの人は凄い。



「Aちゃんってさ、誰のファンなの？」



『えっ？』

「いやー、ずっと気になっててさ」



『知りたいですか？』


「えっ、うーん、僕って言ってくれるの期待してる」

『(笑)じゃあ、言えないですねー？』


「えっ！？僕のうちわ持ってくれてた…よね？」


『…冗談ですよ、三宅さんです…

てか、うちわ誰のかわかってたなら
聞かないでくださいよ…恥ずかしいです…』

「よかった。いや、見間違いだったのかと…」


「期待した通りで！」


『でも皆さん素敵で大好きです！』




(ぐっ…急に可愛いこと言い出す！
大好きだなんて…、！)

そろそろ ken→←気にしすぎじゃない？ken

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