どこまで黙ってられる？この秘密

本当に？ ページ37

ツーツーツー





『健くんが…大阪に？？ほんとに…？』







とりあえず…待たせるわけには行かない。



まだ目的も果たせてないけど、
写真じゃなくて、本物だもんね…そっち
急ぐしかないよね。。。






言われた場所まで急ぎ足で向かう。








『でも…』




立ち止まって考える…



本当に私なんかと会って大丈夫なのかな…




""某アイドルまさかの地方熱愛！！！"'







とか出ない？






出るわけないか…私だもんね。逆に！
女優さんとか、モデルさんみたいに
目立たないもんね、そうだよね。









て、事は気まぐれかな…こうやって
電話してくれたりするのも…


いくら住む世界が違うからって思ってても…


どこか期待しちゃうよね…頭ではわかってるのに
気持ちはもしかしたら好意を持ってもらえてるとか
他の子とは、ちょっと特別なんじゃないか…



とか。




『でもでも！今は行くしかない…よね。
行けないとかは言えないし…いまさら…』




自分と葛藤をしながらも
健くんに言われた場所に向かう







この辺、、、かな？









キャプを被ったおしゃれで
華奢な人が見えた








｢あ！Aちゃーーーん！！！｣









！！！！！！！！！！！！




『み！シーシー』




私は、名前を呼ぶのを堪えて
慌てて駆け寄った。





(この人…自分がどれだけすごい人かって
わかってやってんのかな…)

こっちがひやひやしてしまう…






｢ん？待ってたよ！



会いたかったー！ハグー！｣





と言い、




急にハグをしてくれた。




え？これはなんですか

私、ファンサービスの当選者か何かですか？
テレビの企画ですか？(笑)



とか、衝撃でそんなことばっかり
考えてたら、体が離れていき


健くんの顔がやっと見えた


｢Aちゃん…｣


『はい…』









｢僕ね、ほんとに会いたかったの。
Aちゃんに。｣

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