相思相愛。[爆豪勝己] (ページ37)

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Vol.36 ページ37

「みんな！あれ！爆豪君たちやない？」

13号先生を運んでいると、遠くから爆豪くん、切島くん、Aちゃんが歩いてくるのが見えた。

「ホントだ……ってええ!?」

「爆豪が……波姫を………」

「お姫様抱っこ………♡」

芦戸さんがうっとりしていった。

「付き合ってんのか聞きたい……けど今はダメ!!」

「必ず生きて帰って、あいつらの関係暴いてやるぞ!」

「「「「おーーーーー!!!!!!」」」」

瀬呂くんのかけ声で、みんなの志気がたかまった。
うちも頑張んないと!!

今どこかで何人かの団結力が高まったことなどつゆ知らず、広場に到着した私達。

歩く間に音は補充したからもう元気!!

勝己と一緒にあのワープゲートぶっこしたい！

なんて考えながら勝己の横を歩いていると、勝己が突然走っていった。

「どっけ邪魔だ！デク！」

めったに見せない満面の笑みで、彼は敵に向かって行った。

本当に楽しそう。

やっぱクソの下水煮込みだな………

何で好きになっちゃったんだろう。

しみじみ思いながら、私も彼を追った。