からぴちの頭脳派くん”second”

59話 ページ10

Aside





『もふくん…近くない？』


も「そうですね、壁ドン状態なので」



に、逃げれる気がしないよ……いや、一か八か……



『(そ〜っと……)』


も「…もっとこっちに」ｸﾞｲｯ


『うわっ！』



急に引っ張られたと思ったらもふくんの顔がドアップ状態に
おい、なんかレベルアップしてねぇか！？腰に腕巻かれてるし、完全に体が密着してるんだけど！？



も「ふふっ…かわいい」


『待ってよ！か、壁ドンもうしたでしょ！？』


も「しましたね」


『じゃあ…』


も「だけどここからは…俺の私事(わがまま)だよ」



わが……まま？



『それってどういう……！』ﾄﾞｻｯ



私事について聞く前、私の視界は天井でいっぱいに
そしてもふくんは上押し寄せてくる…
そう、今私は………押し倒されているのだ



も「Aさん…俺、今日走ってめっちゃ疲れてるんです…だから…癒して？」



確かに朝から走って忘れ物届けに来てくれたし……



『…い、いいよ…』


も「やった…じゃあ……」


ﾎﾞﾌｯ


『…ん？』


も「ふわぁ……眠い……」ｷﾞｭｰ



え？…えっと……………え？

あ、今どういう状況かと言いますと…なんかハグして寝始めました…な、なんか………



『勘違いしてた………』



うわ、恥ずかし、めちゃくちゃ恥ずかし
さっきまでのこともう忘れたい…助けて



も「ｽｳ……ｽｳ……zzz」


『寝てる…』



………まぁいいか…私も寝よう、多分出れないし…



『………zzz』





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



た「どぬくさん、あの二人本当に付き合ってないんだよね？一緒に寝てたんだけど……」


ど「うーん、いずれ付き合うよ」

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もふ「俺」

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