下り坂３２ ページ14
溢れだした僕の涙は止まることを
知らないらしく、拭っても拭っても
次から次へと溢れる。
まるで、雨の中で泣いてるような
気分だった。
A「なん…で……」
自分で呟くが、わかるはずがなかった。
何で僕は泣いている？
家族と敵対することになったから？
嫌われるのが怖いから？
わからない。
わからないよ。
怖いよ。
どうしたらいいかもわからない。
そう思えば思うほど、涙はこぼれ
続ける。
そんなときだった。
《ギュッ…
僕の冷えきった心と体を包み込むように、
スモーカーさん…いや、スモにいが
僕を抱きしめた。
12年前の、あの頃と同じように。
A「あ……」
スモーカー「…大丈夫だ。お前は
一人じゃない。家族がお前を捨てたと
しても、俺は…俺たちは、絶対に
お前を捨てたりしない。泣いてもいい、
俺たちが全部受けとめてやる…！」
A「…！……う…」
その言葉を聞いたとき、突然涙が
僕の視界をぐちゃぐちゃにした。
僕の心に溜まっていた何かが
溢れ出した。
A「う…わあぁぁっ……！！」
僕は大声…というほどでもないが、
泣いた。
雨の中で泣きじゃくったみたいに、
ひたすら泣いた。
あの頃と変わらない手つきでスモにいは
僕の背中を撫でていた。
―――――――――――――
コメ返しです！
ちまきさん
コメントありがとうございます！
頑張って更新させていただきます！
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ちまき(プロフ) - 頑張って更新してくださいネ(^-^) (2013年7月2日 18時) (
レス) id: 14f865b9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちまき(プロフ) - いやww続きが楽しみです♪ほんとマジで！(*^^*) (2013年5月31日 22時) (レス) id: 14f865b9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ちまき(プロフ) - 続編やっったぁwww♪すっごく嬉しいです(*^^*)頑張ってネ♪ (2013年5月28日 22時) (レス) id: 14f865b9b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルコ | 作成日時：2013年5月27日 23時
