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ページ10

「ねぇ京治」


「なんですか?」


私たちは体育館の外にいた



中にいるのとは違って、寒い





「これあげる」





渡したのは押し花のついたカードとネックウォーマーの入った紙袋




「開けて?」と言えば京治は素直に開けた





黒字のネックウォーマーに金色の刺繍糸でK.A.のイニシャル




私が縫ったのだ




それを見て、京治はまた泣きそうになりながら「ありがとうございます」と言った




「ねぇ、この花覚えてる?」

*→←*


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作者名:言ノ葉 x他1人 | 作成日時:2017年11月20日 0時

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