First love of 17 years old ! ページ6
『赤葦君。少しいい?』
部活中に生徒会長に声掛けられる
デレデレな木兎さんが使えない。と思ったのか副主将の俺を呼ぶ
「木兎さん。戻ってください,すみません。どうした?」
『ごめんね?練習中に…今度の壮行会の事なんだけど』
長い髪の毛を耳にかけながら話しだす会長
才色兼備を謳われる会長はいつも綺麗だ
「今日誕生日のあかーし!デレデレすんなー!」
「デレデレしてません。今日誕生日は関係無いでしょう」
遠くの方から会長と話す俺が面白くないからか茶化してくる
『赤葦君。今日誕生日なの?おめでとう』
「あ,ありがとう…」
照れくさくなり頭を掻くと
真後ろから気を引こうと木兎さんがスパイクを決める
チラリとそちらを見ると会長も感動の声を上げている
アーモンド型の瞳が大きく開かれる
今思うとようやく同学年の大半の人と同い年になったんだ
この,目の前にいる梟谷学園高校生徒会長の彼女とも
「会長はもう17歳?やっと同い年になったよ」
つい思ってた事を口に出すと彼女は不思議そうに首を傾げる
『え…私も今日誕生日なんだ』
やっと17歳なのって嬉しそうな彼女を見て
誕生日プレゼントはもう彼女だけでいいと思い始めて
17歳なりたての君に17歳なりたての俺が
愛を囁く
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作者名:言ノ葉 x他1人 | 作成日時:2017年11月20日 0時