検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:4,145 hit

ページ21

.
一階から、二階まで階段を登り、赤葦先輩の教室へと向かった。
先生に「廊下を走るな!!」って、注意をされたが、そんな事はおかまいなしに走った。
そして、赤葦先輩のクラス、2年6組の教室ドア前に着いた。
ドキドキと走ったせいなのか、それとも緊張しているのか、私の心臓が激しく動く。
しかし、ある事で激しかった心臓は正常な動きを取り戻した。


.

.


「赤葦。お前、携帯にストラップ付けるの嫌だって言ってただろ?」
「じゃらじゃらして、手に当たるし、邪魔って言ってたじゃん」


.

.


そんな言葉が、私の耳に入ったからだ。
急いで、ドア付近の壁に隠れた。


.


どうしよう... 私、あげてはいけない物をあげてしまった....


.



とんでもない事を聞いてしまった事に、動揺が隠せなかった。
焦る気持ちは今きっと、顔にでている事だろ。




「ああ、そうだね。あまり携帯とかストラップ付けるの好きではないよ」




壁越しから、赤葦先輩の声が聞こえた。



「じゃあ、なんで付けてるんだよ」



そして、私が思った事を男の人が聞いたのだ。


「ああ、それはねぇ....」



聞きたくない、けど、理由も知りたい。

きっと、赤葦先輩だ。

優しく、そして紳士的なところがあるから、私の為に無理に付けているに違いな。


.



.



.




.




「俺の誕生日プレゼントにもらったんだ。だから、付けてるんだ」



.



.



ほら、やっぱし。



「まあ、友達とかに貰ったら、一回は付けない相手に失礼だもんな」
「じゃあ、しばらくしたら外す予定?」
「ああ、そうだね」


.



.



もう、聞きたくない。
そう思って、自分のクラスに帰ろう2年6組のクラスから立ち去った。

*→←*


ラッキーナンバー

8


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:言ノ葉 x他1人 | 作成日時:2017年11月20日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。