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「明日、赤葦の誕生日だからよ〜 ドッキリ仕掛けようぜ〜!」
部活終わりの放課後。
赤葦先輩だけを先に帰らせて、部室にはレギュラーメンバーとマネージャー3人が呼ばれ、木兎先輩が皆に伝えた事。
それが、【ドッキリ!赤葦誕生会!!】だった。
そして、木兎先輩の命令のもと、明日の担当を告げられて、今日は解散となった。
その帰り道、私はある事を思い出し、真っ直ぐ家に帰らず、駅近くのおしゃれなお店に入った。
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「誰かにプレゼントですか?」
じっくりと、品物を吟味していた所に、店員に声をかけられてビクッと肩が動いた。
「...はい。大切な人への誕生日プレゼントを....」
それは、もちろん。
明日、誕生日の赤葦先輩に渡す為のプレゼント選びだ。
企画的には、皆、一人一人プレゼントを用意する事になっている。
だから私も、赤葦先輩へと渡す為に一生懸命と選んでいた。
せっかくのチャンスで、少しでも距離が縮まればいいな....
って思いながら、探していたが、赤葦先輩の好みも分からず、何をあげていいか迷った。
仕方なく、店員と一緒に話し、アドバイスなどをもらい、
悩みに悩んで選んだ物は、店員にススメられ、
英語で何か書かれていたプレートに誕生石が付いている、携帯ストラップにした。
レジで会計をして店をでて、空を見上げると綺麗な星が見えた。
買ったブツを空にかかげて、「明日、私に勇気を!!」っと、
お星様にエネルギーをわけてもらう、変な願掛けをしてスクールバックにしまい、急いで家に帰った。
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次の日。
いよいよ、木兎先輩が企画した【ドッキリ!赤葦誕生会!!】が開催される。
部活が終った後に、赤葦先輩に内緒で祝うという、さすが木兎先輩が企画しただけあって、聞いた時は、なんてありきたりな企画だと思った事はここだけの秘密だ。
とりあえずの担当は、レギュラー陣は誕生日ケーキを買ってくる事になり、
先輩マネージャー2人は部室を装飾する事になっている。
では、私の担当は?
って、誰もがそう思うだろう。
そう、私の担当は先輩達よりも、とても重要で、失敗したらこの企画も終ってしまうもの。
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作者名:言ノ葉 x他1人 | 作成日時:2017年11月20日 0時