誕生日プレゼントの奇跡 ページ13
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体育館の床を激しく床に叩き付ける音が、私の体全身を毎日震え立たせた。
私Aは一年生で強豪校である男子バレー部マネージャーをしている。
中学校では得に運動部でもなく、文化部だった。
そして、高校を入学したら....
部活は中学と同じでいいや。
って、思っていた私が、なぜ、運動部に入ったのか。
そう聞いたら、誰もが不思議に思うだろう。
それは、あるきっかけがあったからだ。
「A、タオルもらえるかな？」
「あ、はい！！」
それは、今、私の横から声をかけて、タオルを要求してきて人物。
一つ上の先輩、しかも副主将を務める赤葦先輩がいるからだ。
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私と先輩の出会いは、入学して少し経ってからの事だ。
友達２人で部活見学をする為に、いろんな部活を回っていた時。
偶然にも男子バレー部の体育館に入ってしまい、その時に、運悪く私の方に流れ球が飛んできた所を、この高校の名前に似合うような猛禽類が素早い早さで私の前にあらわれて、大きな翼を広げたような琢磨しい腕で私をボールから守ってくれた。
そして、振り返ったその人は、クールな眼差しで私を見つめ、
「大丈夫？ ボールが飛んでくるから気をつけてね」
っと、そう言って、さって行った後ろ姿は、
枝から枝へと飛ぶようにさって行く梟そのものに似ていて、カッコイイ。
ただ、その一言につきなかった。
その人こそが、赤葦先輩で、私の想い人だ。
そして私は、その出来事に運命を感じ、文化部ではなく、男子バレー部マネージャーになる事を決め、あの日、助けてくれた事のお礼を言う為に赤葦先輩に近づいた。
けれど、赤葦先輩はあの時の事を覚えていなかった。
がっかりする私だが、それでも何かする為に、
赤葦先輩のサポートをする為にマネージャーを頑張った。
そして、少しでも仲良くなれたらっと思ったが、シャイな私であることに、
自分から全然話す事もできない。
ゆういつの頼みである、部活連絡の為に交換したラインでも声をかけられず、
何も進展しないまま、時は過ぎ、温かい４月から凍える寒さの１２月になった。
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何もなく、年を越す時期が近づくのだが、ここで私にチャンスが舞い込むイベントが起きたのだ。
ラッキーナンバー
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作者名：言ノ葉 x他1人 | 作成日時：2017年11月20日 0時
