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75 ごめんね【マリー】 ページ29
顔の笑顔が消えない…。
だって…好きって…!
別ににやけてるんじゃないよ!?
違うよ…?じゃなくて…
今なら言える気がするんだ。
ブラックに手を伸ばし…
「あのねっ…ーー!」
続きが声にならない…。
パクパクと口だけあいている感じだ。
「マリー。落ち着いて」
そんな声にしたがい少し心を落ち着かせる。
言おうと思って…決心したのに…。
『アンタが私の彼氏とったからっ!!』
とってないし…知らない…。
『見た目だけの人形のくせに…』
そんな事ない…もん…。
『自分のが可愛いから皆見下してんでしょ!?』
見下してなんかないよ…。
「ごめんね…やっぱり…何でもないよ…」
伸ばしていた手を引っ込め
私は笑って誤魔化した。
今なら好きって言えたのに…。
逃げたんだ自分の気持ちから…。
私だけが幸せになったら傷つけてきた人に申し訳ないって…
形を作って逃げたんだ。
私は…自分の想いや恋から…
怖くて逃げたんだ…。
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