らくだい魔女と幼なじみの約束

天使からの言葉 ページ37

フウカside

フ「えぇーーーーーーーっ！？ほんとーっ！？」

　あたしが大声でそう言うと

ビ「う、うん！だってフウカちゃん達には前、とーってもお世話になったからねっ！それに、アリスは昔からの友達だし？ほっておけないでしょ？」

　「ねっ？、シロっ！」とシロに言うと

シ「ハイっ！フウカ様達には、ハイパーおせわになってますからね〜っ！もちろん、アリス様にも出すよっ？」

　と張り切っている。

　…最も「ビアンカちゃんは『天使』という言葉がふさわしい」と感じた瞬間だった。

フ「ビアンガぢゃーんっ！」

　あたしはビアンカちゃんの優しい心に感動した。泣き叫んで、ビアンカちゃんに抱き着いたんだよねー！

ビ「ちょっ…フウカちゃん？大丈夫？」

ア「フウカも何でも、すぐ泣いちゃうんだよねーっ！」

　アリスとビアンカちゃんは、苦笑い。カリンは

カ「フウカちゃん、泣かなーいの？もぉ、まったくぅ…」

　とおんなじ反応。チトセ達は呆れ気味。

フ「ちょっと―。皆、反応がヒドイ…」

　あたしがそう言うと、皆が笑う。

フ「はぁ！？何でよーっ！笑う所じゃないでしょー？」

　と言いながら、あたしもつられて笑った。

ア「じゃ、今日は皆の治療が終わったら、私の家でゆっくりしよっか♪」

　アリスの言葉にあたし達は「さんせーいっ♪」と言って、国の人たちの治療を手早く進めていった。

満喫してねっ！→←私のお城で出会った友達

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す