契約結婚【S.S】 part2 (ページ2)

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ep.51 ページ2

『はぁ～今日は本当にひやひやした～』

翔「A、子供達に会いにいったんだよな・・・？」

『そうだけど』

翔「それを誰かに見られたんじゃないのか？」

『えっ・・・』

翔「どうして夏樹がAの実家を知っていたんだ？子供達がうまくごまかしてくれたからよかったものの、Aの素性がばれたらおしまいなんだぞ？」

あたしのせい・・・！！

『ごめんなさい』

翔「勝手なふるまいはするな！」

「若、どちらへ？」

翔「書斎だ」

「A様・・・」

『あたしが勝手なことをしたから・・・』

「誰かにつけられていたのを気づけなかったわたしにも責任があります」

『そんなこと・・・松本さん？』

「くれぐれも佳子にはお気をつけくださいませ」

佳子さんに・・・？

『わかったわ』

「失礼しました」

「こんばんわ」

「こんばんわ」

・

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・

「いってらっしゃいませ」

『翔さん！』

翔「A？」

「何かお忘れ物でも？」

『ううん、おむすび今朝こっそり作っておいたの、お昼に食べて』

翔「わかったから離れろ！」

『まだ怒ってるの？』

翔「別に昨日はちょっと言い過ぎたとおもっている、じゃあな」

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和「社長！山手商会との取引が決まりました！」

翔「そうか！」

「おめでとうございます！山手商会とは二宮さんが進めていらした商談ですね！」

翔「よくやったな和也、あそこと繋がりがもてるのは大きいぞ！」

和「力になれて光栄です、資金繰りは二宮銀行に任せてこれからもどんどん会社を大きくしていきましょう！」

翔「頼もしいぞ和也！皆腹は減っていないか？Aが弁当を持たせてくれたんだが量が多くてな」

「A様は料理がお上手ですからね！」

翔「和也も食べろよ」

和「ありがとうございます・・・Aさんが作った・・・」

「A様の手にかかればおむすびさえ絶品になりますな」

翔「それは言いすぎだろう？和也どうした？」

和「いや、おいしいよ。向こうでゆっくりいただくよ。」

翔「あぁ」

『和也さん・・・』

和「A・・・さん」

翔「何しにきた？」

『しょ、将棋部のことで・・・』

翔「そういえば今日だったか、松本はどうした？」

「用事があるとかで・・・」

和「Aさん」

『はい』

和「おいしいおむすびをありがとうございました」

『え・・・』

翔「たくさんあったからみんなで食べたんだ」