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《84》彼女の部屋で ページ9

「おー、女の子って感じの部屋ですね!」


「そうですかね?」


「うん!あと生活感ある!!って感じです」


「あ、それはよく言われます(笑)」


.


部屋を見渡して思ったままのことをいって目をあわせると、すこし“あの感覚”は消えた気がした。


.


「あ!お茶入れますね!」


「あぁ。わざわざすみません…。(勝手に押し入ったのに…)」


.

.


玄関をぬけて目の前にみえるキッチンにはいり手馴れたようすで、たぶん紅茶をいれている先輩を横目にとりあえずダイニングテーブルの椅子をひいて座ってみた。



そのテーブルの上には読みかけの本とか

歌詞カードが開きっぱなしのCDとか


本当に生活感がある部屋で、ほぼ寝るためだけにある自分の部屋とは真逆だなと思った。


.


.


カタッと音がしてテーブルに目をむけると、案の定、紅茶をくんで先輩がかえってきた。
しかも大好きな甘い匂いと一緒に。


「あ、あの紅茶大丈夫ですか?」



…あ、お客さんようのカップだ。これ。
なんて当たりまえといえば当たり前のことを思う。


「大丈夫です。もう入れちゃってますけどね(笑)」


「聞くの忘れちゃってました…(笑)

あ、あとシュガートースト、朝ごはんのあまりなんですけど甘いの好きでしたよね?」


やっぱりシュガートースト!!

「え…はい!大好きです!」


「ぇ…あ、よかった。あっためなおしたんでよかったら。」


「ありがとうございます!」



もうそのセリフを待ってました!
大好物であるシュガートーストを目の前に心躍りながらお礼を言って改め、先輩お手製のシュガートーストを眺める。


おいしそう。。。よだれがたれそうだ。。。



.

.


.


「に、二宮さん……」


「はい!なんですか?」


「よ、よ、よ、……よだれ…。たれてます…」


え!?先輩!たれそうじゃなくて…!?


.


疑いの目を向けながらもあわてて口元を拭うと手には案の案の定、、よだれがたれそうではなくたれていた。←


-------------

みなさん最後の主人公ちゃんはけっして二宮さんが不覚にもよだれをたらしてしまったことに対して引いているのではなく…!
笑いをこらえているのではなく…!
言っていいものか悩みながらつまっている純粋ちゃんです!!
でもちょっとだけ執事の頃と変わらず、よだれをたらすほど好きなんだなって安心してます。

《85》幸せ、なんだ。→←《83》また。


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設定タグ:執事 , 夏海   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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美早(プロフ) - Twitterやってる?? (2013年5月28日 18時) (レス) id: e82701bc33 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - やっぱ50分までまつ! (2013年5月19日 20時) (レス) id: da2002f0ed (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 美早さん» さっきいったんだけど…すれ違ったねww40~45分の間きてくれれば探す! (2013年5月19日 20時) (レス) id: da2002f0ed (このIDを非表示/違反報告)
美早(プロフ) - いる?? (2013年5月19日 20時) (レス) id: e82701bc33 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 美早さん» そっかー…、おっけ!今はいない!ww (2013年5月19日 18時) (レス) id: 306d46ac7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏海 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/matome1/  
作成日時:2013年5月1日 22時

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