《81》ご主人様 ページ6
私は朝、いつもより一本早い電車に乗って仕事にきた。
そしていつもより少し早くきた二宮さん。
だけどその表情はすごくいつも通りだった。
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…本当に昨日のことは本当に起こった事なのかな。
そう疑いたくなるほど、いつもどおりだった。
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「全部ホントの事ですよ?」
「え…?」
「だーかーら、全部ほn「も、もしかしてまた……」
…ふふ、そのまたですよ。ぜーんぶいってた。」
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口角がいつものようにクイッと上がってふふふ。って独特の笑みをみせた二宮さんに、何故か同じように口角をあげてふふふ。と笑い返した。
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「え、珍しい(笑)」
「…あれ?ホントだ。なんで笑ってるんだろう。」
「そりゃー、俺と付き合えたから?」
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そういってまた口の端にしわを作るようにして笑ってから、あ、逆か。僕が付き合えたんですよね。といって珍しく声をだして笑っていた。
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それからというもののたまに前よりひどく仕事の邪魔をされることはあれどもふつーーーーーーに帰宅した。
うん、普通にひとりで帰宅。
あ、途中でひとり捨て犬を拾ったけど……
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「いやね、ちょっとうちの同居人が留守で…ご飯とか何も無いじゃないですか。そんで結構静かでね、同居人がいつもうるさすぎるから、、、で、落ち着かないわけですよ。先輩…いやー、ご主人様がですね近くに住んでるものですから、ちょっと引き取ってもらおうかと。。。」
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今度はご主人様って…
まず帰るとき私と真逆の方向に帰ってましたよね?
全然近くないと思うんですけど!
「そこはー…まあいいじゃないですか!!ペットでいいんで、もうこの際下人でもなんでも
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あ!執事なんていかがでしょうか?」
「ぇ……それは」
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執事っぽくとっさに手をつけてみたりしながらお辞儀して、それらしくたたずみ私の返事をまつ捨て犬の二宮さん。
そんなことされたら二宮さんそのものじゃないですか。
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<お嬢様、
…あなたは僕のそばにいてくれますか..?
これからも守って、くれますか?>
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<『もし私が今日ここにサインしなかったら...どうしますか?』
「んー、お嬢様はそんなことしないと思います。僕は信じてますよ?お嬢様のこと。」>
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<うまっ...。>
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<“二宮和也”と申します。
只今からあなたの執事になる予定でございます。>
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こんなのずるい。
私は何も言わずに家の扉をあけた。
《82》よろしく。お嬢様。→←《80》二 宮さんの恋愛事情。2
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美早(プロフ) - Twitterやってる?? (2013年5月28日 18時) (レス) id: e82701bc33 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - やっぱ50分までまつ! (2013年5月19日 20時) (レス) id: da2002f0ed (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 美早さん» さっきいったんだけど…すれ違ったねww40~45分の間きてくれれば探す! (2013年5月19日 20時) (レス) id: da2002f0ed (このIDを非表示/違反報告)
美早(プロフ) - いる?? (2013年5月19日 20時) (レス) id: e82701bc33 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 美早さん» そっかー…、おっけ!今はいない!ww (2013年5月19日 18時) (レス) id: 306d46ac7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏海 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/matome1/
作成日時:2013年5月1日 22時