ウチのマネが色々ヤバい件。「3！」【青葉城西】

No．111 ページ17

文化祭当日！！



「はぁ〜〜〜」

「デカい溜め息やなぁ」

「アンタのせいでね。似合い過ぎ、カッコ良過ぎ」

「ありがとうな」



今、宮道に髪をセットしてもらっとる。
開店まで、あと30分。



「で、アンタどうすんの？」

「何が？」

「及川達と気不味いじゃん」

「まぁ、大丈夫やろ」

「謎の自信、怖ッ」


・


「凄いなぁ、コレ」

「親がこういうの得意でやってるの見てたら自然に出来る様になったのよ」

「ほ〜」



器用やなぁ。
宮道に頼んで良かったわ。



「ま、頑張んな」

「他人事やなぁ」

「私はここに居座ってるけど」

「マジで怖いわ」

「ん？」

「あ……スンマセン」



笑顔が怖い…。
目ぇ笑っとらんねん。



「後は…及川か……。及川、髪セットするから来て！」

「は〜い」

「宮道は及川と何も無かったん？」

「別に？いつも通り振る舞ってくれたけど？」

「俺だけやな…。酷ない！？」

「はいはい。ほら、川瀬んとこ行かないといけないんじゃなかったの？」

「そうやった……」



俺は教室から出て、体育館に向かった。



「あ、居った」

「Aさぁん！どうですかぁ？」

「似合っとる似合っとる」

「やったぁ！」

「台詞覚えられたんか？」

「勿論ですよぉ！誰だと思ってるんですかぁ！」

「すまんすまん」



ウザーい★
俺は川瀬の様子を見た後、1年教室に向かった。
1年達に癒してもらうためにな！

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