ウチのマネが色々ヤバい件。「3！」【青葉城西】

No．110 ページ16

「お帰りー。国見ちゃんどうだった？」

「良くなっとったわ。迎え呼んで帰ったで」

「そっかそっか。でも、明日文化祭じゃん」

「国見ぃぃぃい……。でも、意外と来そうやない？」

「それな」



俺と宮道か話していると、川瀬が入って来た。



「Aさぁん！私とお姫様役代わってくれなぁい？」



何や、そんな事かい。
まぁ、松川も悪者と劇なんてやりたないやろうし、変わるか。
川瀬って意外と物覚え早いし。



「ええよ。部活の後台本渡すわ」

「良いのぉ？ありがとぉ！」



川瀬は喜びながら戻って行った。



「本当に良いんですか？」

「ええよ、別に。相手も俺とやるの嫌やろ」

「まぁ、この現状ではそうねぇ」

「ふたりで俺の教室来ぃや。多分ずっと居んで」



宮道は「絶対行く」と即答した。


・


「明日は文化祭だから、しっかり体を休めるように！」



部員達は「ウーッス」「はーい」と返事をし、部室に向かって行った。



「松川く〜ん！私ぃ、Aさんの代わりにお姫様役する事になったのぉ〜！宜しくねぇ！」

「え……あ、宜しく…」



困っとる困っとるww
良かったなぁww
悲劇のヒロインぶってる川瀬がお姫様でww



「アンタってつくづく性格悪いわね」

「そか？」



宮道は「無自覚ってホント怖ッ」と呟いた。

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