ウチのマネが色々ヤバい件。「3！」【青葉城西】

No．124 ページ30

「よっと」



俺ははじめを小脇に抱えた。
これから篠田んとこ行くわ。



「篠田、居るか〜？」

「何？」

「あ、篠田ちゃん。岩ちゃんに何飲ませたの？」

「あー、外見だけ子供になる薬。尚、危険な物を含んで無いのでご安心を」

「夜凪ん時もおんなじ事言ってたし大丈夫だとは思ってるから」

「どれくらいで元に戻んだ？」



篠田は「よくぞ聞いてくれた」と言わんばかりの顔でこう言った。



「知らん」



俺達は顔を合わせた。
そして、顔を背けてからまた顔を合わせた。



「って、えぇええ！？」

「及川うっせぇぞ」

「いやだって知らんって！何で岩ちゃん達驚いてないの！？」

「篠田が知らんって言うと思っとったし。な？」



岩泉、松川、花巻は声を合わせて「うんうん」と言い頷いた。



「って事だから。あ、でも近いうちに戻るから」

「じゃあさっきの知らんってなんやねん」

「知らん」

「オイ」



マジで変j(((((
変わったお方でいらっしゃる。



「ま、戻れるの知った事だし戻んべ」

「りょうかーい」

「てか、岩泉の事小脇に抱えてんのウケるわw」

「あんま見た事なくね？ww」

「ないww」



はじめを小脇に抱えとると笑ってくれるんやな、みんな。
なんか嬉しいわ。

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