女バレ界のNo.1リベロに惚れたらしい【岩泉一】

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「ばいばーい！」

『ばいばい』


女の子に手を振り返す。

てか、香夜は及川と合流出来たのか？
次、アイツが迷子になってるとかないよな？


岩泉「及川、白樫と合流出来たと」

『アイツが迷子になったらマジで面倒だし…良かったわ』


そう言って岩泉の方を見ると、何故かジーッと俺を見る岩泉。

え、なんか付いてる？
それともアレ？浴衣似合ってない？


『……えーっと…？』

岩泉「あ、悪ぃ。その…えっと……浴衣、似合ってんべ」


少し顔を赤くしながら岩泉はそう言った。


『ありがと…』


気まずい…。
香夜達と合流したい俺と合流したくない俺が居る…。


中谷「あれ〜？岩泉くんだぁ〜！」

『ゲッ…』

岩泉「…おー」


中谷のご登場です。
あれ？ボッチ？ボッチなの？


中谷「私と一緒に回ろ〜？」


え、マジのボッチ？
男何人か連れて来てんだろぜってぇ。


岩泉「悪ぃ。俺、コイツと回るんだわ。明日会えたらな」


岩泉は俺の肩に手を回してグッと自分の方に引っ張った。


中谷「そ、そうするねぇ〜！ばいばーい！」


ちょっとお怒りモードに入りましたな。


『てか、いつまでこの状態？』

岩泉「もうちょい」

『この通路人多くて無理だわ…酔う』

岩泉「そっちの方行くか」


丁度屋台と屋台の間にベンチが置いてあった。
そこで少し休憩する事にした。


岩泉「水あるけど飲むか？」

『ん、ありがと』


オカン…。
モテるだろぜってぇ。
良いなぁモテ期？俺にモテ期来なかったけど？


『そう言えば、マジで明日アイツと回ろうとしてんの？』

岩泉「明日部活あるんだよ」

『良かったな。部活に感謝だな』

岩泉「まぁな」




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