ウチのマネが色々ヤバい件。【青葉城西】 (ページ17)

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No．16 ページ17

ピピピピッピピピピッと繰り返しスマホのアラームが鳴る。
現在、午前5時。
烏野との合同合宿当日。

夜凪は、起き上がると数秒ボーッとし、その後、ベットから降りた。
階段を降りて、一階のリビングに入る。

「はよーさん」

「はよ」

家族の声じゃ無いという事はすぐに分かった。
それに、聞き覚えのある声。
目の前には、岩泉がいた。

「…………………は？」

夜凪は、一度目を擦り顔を上げた。
そこに居るのは、岩泉だった。

「んだよ…。早く顔洗って来いよ」

「何で、岩泉がおるん？」

すると、後ろから聞き覚えのある声がした。
この声は、家族の声だと分かった。

「母さん、何で岩泉がおるん？」

「あら、言っとらんかったっけ？私と一くんのお母さん、姉妹やで」

「…………………は！？イヤイヤイヤ、聞いとらんわ。知らんかったんやけど…」

「俺も今日の朝言われて初めて知ったべ」

マージかっ。
連絡取り合ってる所、見た事ないで！？

「あんまり、連絡も取れなくてね〜」

「俺の周りはエスパーが多いんやな……」

「あら、Aちゃんじゃないの〜」

「あ、ちわっス」

岩泉の母さんだ。
岩泉の母さんは、夜凪の事をAちゃんと呼んでいる。

岩泉の母さんとウチの母さんは、姉妹でウチの母さんは関西で一人暮らししててんけど、父さんに会って結婚。俺が中2になると同時に戻って来たっちゅー事や。