No.10 ページ11
放課後、夜凪は急いで部室に向かった。
昨日、鍵の管理をしていたのは夜凪だったからだ。
部室に着くと、鍵を開け、夜凪はそのまま着替えた。
ドリンクやタオルの準備を早めに終わらせ、部員達が来るのを待つ。
すると、遠くから声が聞こえてくる。
「マジ笑えるよね〜w」
「めっちゃ笑い声聞こえて来てたわ」
「賑やかだな〜。 そういや、夜凪は?」
「先に行ったべ」
来たのは、及川と岩泉、松川、花巻だった。
4人の後に、他の3年が来て、2年、1年と部室に入り、着替えた。
「ちゃちゃっとネットとかボール準備して練習しよっか! 合宿も近い事だし!」
及川の掛け声に返事をし、部員達はネットやボールの準備をする。
そして、練習開始。
練習開始から、15分くらいが経った頃だった。
体育館の扉が開いた。
「こ、こんにちは……」
扉の所で挨拶したのは、1年の女子だった。
すると、及川が「危ない!!」と声を上げた。
1年の女子の方に、スパイクしたボールが飛んでいった。
当たる寸前、バチッと大きな音を立てた後、ボールが床に落ちた。
「大丈夫か? 怪我は?」
「あ、大丈夫です! ありがとうございます!」
「ええよええよ。 で、どした?」
その1年の女子はこう言った。
「マネージャー、希望したいのですが…」
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水無月のぞみ - 性別が書かれてないけど女子? (3月15日 3時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍埜 | 作成日時:2021年7月24日 20時