【名探偵コナン】美和子さんのお姉さんは警察官

警察官の私と平和な生活 ページ26

Aside


「っ……うっ……ぐすっ……」


そろそろ戻らなきゃ……景光が心配しちゃう……

そう思い伏せていた顔を上げると、鏡に映った自分と目が合った。


「目…真っ赤……」

鏡に映った私は目が真っ赤で、涙の跡もできていた。


………私もまだまだ弱いなぁ……


そう思いながら、私は顔を洗う。

顔を洗うと涙の跡も無くなって、目の赤みもひいてきた。

ふぅ……よかった………


そして私はリビングへ足を進めた。

リビングの扉を開くと、景光は少し笑って手をあげた。

諸伏「よっ、A！皿洗いやっといたよ。ごちそうさま」

「え、やっててくれたんだ！ごめん、ありがとう！」

諸伏「いいっていいって」


………景光……少し、無理して笑ってる？

気のせいかな……？


いや、気のせいじゃないか。

景光や他の皆はこういうとき、とても察しがいい。

きっと気付いてる。


それなのに……何も聞かずに、知らないフリして迎えてくれるんだ。

それがどれだけ私を楽にしてくれるか……


諸伏「？A？」

「……ありがとう、景光」

諸伏「え？あ、おう……？」


こういう平和な生活がずっと続けばいいな、なんて思った。

私の大切な人達が…誰1人かけることなく、周りにいてくれればいいな、なんて………

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