『幸せな瞬間.... with Jaejoong』...12 (ページ12)

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国立競技場 ... JJ side　＆　私 side ページ12

ＪＪｓｉｄｅ。

久しぶりの宿舎。

本当は日本についてすぐにでもAの所に行きたかったけどなぁ…。

なぜかそうする事に

Aに会いに行く事に

自信がなかった。

せっかく、皆が俺の為に日本に来れる様にしてくれたのに…。

ＹＮ「ジェジュン、あんまり深く考えるなって…。

明日のライブ… 彩夏がAちゃんを連れてくるって言ってるから

キモチが伝わるように、キモチを込めていいステージが出来る様にしよう？なぁ？」

ＪＪ「うん…そうだなぁ。頑張るよ…」

A ｓｉｄｅ。

お昼少し前に彩夏が家にきた。

お昼を外で食べよう～って言って、早めに家を出て

新宿のハワイアンテイストのお店で軽く食べて… 国立に向かった。

A「結構並んでるねぇ…」

彩夏「ほんと…。」

１時間くらい並んで中にはいって… 連れて行かれた席…

ホーム側１階の、真ん中。どう考えても、チケット貰ったでしょ？っていう席だった。

彩夏「ここなら良く見えるねぇ！」

A「…チケット、貰ったの？」

彩夏「え？」

A「だって…こんな良い席… 運よく当たるわけないし…。」

彩夏「あははは…ばれたか…。佐藤マネさんが用意してくれて…

Aさんを絶対に連れてきて！って…」

A「やっぱりそう言う事ねぇ… 予想はしてたけど…」

彩夏「…帰るなんて…言わないでよ？」

A「……言わないよ。そこまで捻くれてないから…」

会場を見渡すと、いつの間にか満席になっていた。

３時半。司会者らしき２人が出てきた。

彩夏「始まるねぇ！試合前にステージもあるんだよ！

A「そうなの？知らなかった。ジュンちゃんも歌うの？」

彩夏「どうかなぁ？」

まずはジュンちゃんの双子のお兄さんのＪＵＮＯさんが歌った。

似てるようで…似てない？でも、笑顔がすっごく優しい感じ…

その後、何組かの歌があって… そろそろ試合？って思ったら

グランドを照らしていた照明が落とされて真っ暗になった。

すごい演出… サッカーなのに… って思って…

周りの人もザワザワし始めて… 暫くすると、消えていた照明が一気についた。

そして、その照明の中に５人のシルエットが映った。

目の前にいるのは、見間違いでもなく… 東方神起… ジェジュンだった。