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じっと、こっちを睨むように見てくる玉森くんの視線があんまり怖いから、私は俯くようにしてノートパソコンで顔を隠す。
「…本気だし。」
とか、顔を隠したまま小声で言ってみる。
「…は？」
「だいたい、何で玉森くんがここに居たがるのかわかんないし。
もし私が骨折したら、自分の家にいたいもん。
世話が必要なら、通ってきてほしいし。」
「俺がいたら迷惑なわけ？」
「…そうじゃないけど。」
ここから先はもう言い返せない。
出て行ってほしい…、って思いながらも、
本当は、出て行ったら寂しいって気持ちがどこかにあるから。
だから厄介なんだって。
だから、いっそのこと、栞ちゃんとくっついてくれた方が、私的には楽になれるのに。
正直、ここんとこ、変な感覚なんだ。
玉森くんが家にいることに、だんだん違和感がなくなってきてる。
…これは、よろしくない。
それに…、お金が続かない。
今日も玉森くんは、９８０円の海鮮丼をご所望なので、急いで買いに行く。
海鮮丼を差し出すと、ふわっと本当に嬉しそうに笑うから、やっぱり胸が痛くなる。
この笑顔を直視しちゃダメだ。
なるべく、目を合わせないように生活しないと。
「うんまー！！」
って、大袈裟に喜びながら食べてる玉森くんを無視して、私は２個１００円のメロンパンを食べている。
１つ残して、明日も食べよ。
さっきから、興奮気味に玉森くんが海鮮丼について熱く語ってくるけど無視。
だって私はさっきから、スマホで週末の派遣バイトの登録中。
いいバイト見つけたんだ。
土日の昼間８時間で、日給１万円、日払い。
おまけに、私の部屋から歩いてすぐの場所。
即登録。
「今週末さー、俺の部屋に戻りたいんだけど。」
玉森くんが、椅子をすーっと移動させてきて、後ろから小声でそんなことを言ってきた。
…ラッキー！
バイト中、玉森くんのお世話、どうしようかと悩んでたんだ。
だから、
「いいよ。」
って、返事をしたのに。
「着替えとか取りに行きたいからついてきてよ。」
とか言われるから、
「え？土日はそっちで過ごすってことだよね？」
「違うわ。
荷物取りにいくだけ。
今ある着替えだけじゃ、足りねーし。」
「じゃあ、すぐに戻ってくるの？」
「当たり前じゃん。」
…やっぱり。
そんなにうまくはいかないか。
「それって、夜でもいい？」
「何で？」
「昼間、ちょっと用事があるから…。」
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わかめ(プロフ) - 夕空さん» コメントありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ありませんm(__)mキュンキュンしていただいてありがとうございます(*^-^*)これからも頑張りますので、また読んでやってくださいませ(*^-^*) (2017年1月29日 22時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
夕空(プロフ) - ２話とも、凄く面白くてキュンキュンしてますヽ(*´∀｀)ノこれからも頑張ってください！！ (2017年1月19日 16時) (レス) id: a68f5393cb (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます♪ちょっとドSな玉森さんなんで、怒られるかもー、なんて、ドキドキしながら書きました(^^)これからも頑張ります(´∇｀) (2016年7月31日 0時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - とってもドキドキしました〜！(^∀^)今までにないようなお話で、とても気に入りました(#・ー・#♪)これからも、頑張ってくださいね！ (2016年7月28日 13時) (レス) id: 0c0813c9ee (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - さやさん» ありがとうございますー(/ω＼)ドSが受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキしながら書いてました(/ω＼)続編も書いてみたいなーと思い中です♪読んでくれてありがとうございました(*^-^*) (2016年6月17日 8時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年5月4日 2時
